日本三大松原での釣りを完遂!
かねてからの念願だった、「日本三大松原のすべてで投げ釣りをする!」を、ついに成し遂げることができました!その記録として、投げ釣り視点で松原を見比べた個人的な感想を書きます。
日本三大松原とは
海岸沿いに多く見られる、マツが多く生い茂る林「松原」。このうち、静岡県静岡市清水区の「三保の松原」、福井県敦賀市の「気比の松原」、佐賀県唐津市の「虹の松原」の3ヶ所は日本三大松原に数えられる。
(wikipediaより引用)
虹の松原(佐賀県)
本州住みにとって、この「虹の松原」の存在が踏破の妨げとなり、私も長い間実現できない要因となっていました。他の松原は何度も行っているのに・・・
この夏、念願叶って九州旅をできたので、そのついでに短時間竿を出すことができました。
ほかの松原と比べて、圧倒的に規模が大きい!
海岸も広大だし、何より松原のボリュームが半端ない。松原一帯を散歩するだけでも、自然系の観光になるレベルで圧巻でした。
投げやすい浜です。場所取りに困ることはまず無い程に広く、足元もきれいで細かい砂でした。遠浅どころか数歩で結構な水深があり、普段釣りをしている北陸近辺の浜辺よりも断然深い海岸だと思います。魚種も豊富で、投げ釣りだけではなく、ヒラメやマゴチ狙いのルアーなども面白そう。
この日は、前後の台風の影響でかなり濁りが入っていて、キスは全然釣れませんでした。浜には大量にエイが打ち上げられていて、釣れる魚もチヌ・ウグイ・フグ・アジなど、荒れた時に見かける連中ばかりでした。キスのあたりもないわけではありません、ただキスよりも外道の活性が高すぎました。まぁ、釣果はともかく、釣りができた実績に満足しました!
ここからは、残りの他の松原についても、三大松原を全て訪問した経験を踏まえた、ごく個人的な比較インプレを書きます。
気比の松原(気比の松原)
あらためて虹の松原と比べると、面積も実際に小さいのだが、敦賀湾の奥で展開しているためか、こじんまりした印象となった。しかし、奥湾特有の穏やかな天候は魅力で、キスの釣り場としても外海よりも安定した環境となり、シーズン早期から晩期まで期待できる。
また周辺も、複数の無料駐車場やトイレがあること、観光地兼市街地付近なので飲食や釣り餌などの買い物にも困らないなど、不便は感じない。
三保の松原(静岡県)
低解像度写真しかありませんでしたが、これは厳密には三保の松原のちょっと南、久能海岸付近の様子。昔、静岡にも住んでいたことがあり、当時は三保の松原なんて「何もない海岸」という印象だったけど、今や世界文化遺産の一端を担う大観光地。この写真を撮ったのは世界遺産登録の少し前だったのでどこでも気軽に竿を出せたけど、今は駐車自体が一苦労。また、この一帯含めた三保の松原は、三大松原の中で唯一の砂利浜。細かな砂利もあれば大粒の砂利浜も混在していて遠投しにくいので、あえてここでキス釣りをする必要はないと思う。遠州灘の方に行った方が、投げ釣り師は間違いなく楽しめる。
というわけで、今回は「日本三大松原」全部に行った記念報告でした。これまでに「日本三景で釣る」「本土5島で釣る」「本州四端を踏破する」など、釣行ついでのサブ目標を完遂してきたんですけど、さて・・・次はどんな目標を立てようか思案中です。